2024年11月15日、香川産業頭脳化センタービルにて、「マイコスを活用した稲作栽培」について勉強会を実施しました。
話題のマイコスに興味ある担い手の皆様を招待し、マイコス推進パートナーである但馬米穀様とバイオシードテクノロジーズ様を講師として招き、マイコスに関して学びました。
マイコスとは、菌根菌と呼ばれる土壌改良資材の1つです。稲の根に感染し、先端を細かく枝分かれさせた菌糸をつくりだします。この菌糸により土に触れる表面積を約5倍に拡大し、従来以上に土中の養分と水分を吸収できるようになります。
結果、従来の慣行栽培よりも水を必要としない栽培が可能になり、加えて水を張ることにより稲から発生する地球温暖化原因のメタンガス発生抑制にもつながります。乾田直播で活用すれば、慣行栽培(水田)で行う「耕起」「苗代」「代掻き」「田植」といった作業が不要になり、人件費を大幅に削減できるとも言われています。
マイコスは、担い手の栽培負担を軽減するのみならず、地球にも優しい栽培手法であり、現在、世界で注目されています。
我々、四国ライスは、担い手並びに地球に優しいといわれているマイコス栽培を普及促進することで、香川県の米生産量減少の抑制、水不足の対策、そして地球温暖化防止を目指しています。
当日は、既に兵庫県でマイコス栽培実績がある但馬米穀様から栽培事例の紹介、そして日本においてマイコス販売を行っているバイオシードテクノロジーズ様からマイコス自体について講演頂きました。その後、2人の講師の方に、担い手の皆様からの質問にお答えいただくことで、我々四国ライス含め担い手の皆様とマイコスに関する理解を深めました。
現在は、勉強会に参加頂いた担い手の皆様を中心に、7年産で実際にマイコスを活用して栽培する準備を進めております。
マイコスに興味ある担い手の方がいましたら、ぜひ問い合わせください。
問い合わせ先
四国ライス マイコス活用稲作推進担当 江村
TEL 087-802-1515
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